注文住宅の資金計画で見落としがちな用意するべき現金

多額の資金を投じて行う家づくりでは、資金調達に苦心する人も少なくありません。余裕のある資金計画を可能な限り立てたいところですが、計画の立案の際に見落としがちな意外と大きな出費があるので注意が必要です。見落としがちな出費とは引っ越しと仮住まいにかかる費用で、建て換えの場合に特に問題が大きくなります。賃貸などに住んでいる人が注文住宅を建てる場合は、完成後に入居する際の引っ越し代だけで済みます。

一方、住んでいる家を取り壊して立て直すという場合は、工事に着工してから注文住宅が完成するまでの間の住まいを確保しなければいけません。更にその仮住まいへ入居する時と退去する時の二回の引越し費用がかかります。仮住まいの家賃や引っ越し費用は、住宅ローンの中に入れることは通常できません。引っ越しと賃貸への入居時の初期費用は現金で払えるように用意しておかなければいけません。

更に月々の家賃の支払いが必要になるので、トータルの金額は決して小さなものではないです。ローンの借入額を減らしたいという気持ちから、手元資金の全てを頭金として使ってしまうと、手元に現金が残らず困ってしまう可能性があります。建て換えの場合は特にまとまったお金を手元に残しておく必要があります。注文住宅建設における資金計画では大きな数字を見る機会が増えますが、仮住まいに関する費用も決して軽く扱うことができる額ではありません。

注文住宅計画の当初より意識しておかなければいけない重要な出費です。

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